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井之頭病院 看護部
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令和5年度 東京都精神科医療地域連携事業
(北多摩南部保健医療圏域) 第1回症例検討会

11月8日(水)午後7時より、「身体疾患と精神疾患を有する方の医療連携~高齢者の事例から~」をテーマに、対面とオンラインのハイブリッド形式による症例検討会を開催しました。

当日は、対面23名、オンライン32拠点のご参加がありました。今回は、精神科救急医療や依存症等の専門治療に取り組み、内科病床も有する長谷川病院様にご協力いただくことができました。
まず、院長の堀達先生から、病院の多様な機能や近年の取り組み状況等について紹介をしていただきました。

次に、社会福祉士・精神保健福祉士の細田智恵美氏から、身体疾患と精神疾患を有する方の医療連携の実際について、高齢者の事例を通じて紹介していただきました。
併せて、堀先生からは、症例の背景にある課題も踏まえ、精神科病院に於ける身体合併症のある方への対応等について詳しく解説をしていただきました。
また、症例検討を通じて参加された方々と、活発なディスカッションができました。


■ アンケート集計結果

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

アンケートの集計結果を以下に掲載します。


回収 : 41名


1.回答者の所属機関


             
医療機関(精神科以外)
医療機関(精神科) 23
薬局
行政
訪問看護ステーション
地域包括支援センター
地域活動支援センター
その他
(空白)

2.講演会の感想


全員が満足または、やや満足と回答され、たくさんの感想をいただきました。

      
満足 32
やや満足
どちらともいえない
やや不満足
不満足
(空白)

(自由記載/抜粋)


・他の病院での具体的な診療の内容がきけた為、有意義でした。

・事例を通して具体的な地域連携がわかりました。特に院内の内科病棟と精神科病棟の移動に関しても手続きがあったことについて、初めて知ることができました。

・他市の状況がうかがえ、参考になりました。

・長谷川病院さんの機能が事例を通じて理解できました。高齢者が中心の話ではありましたが、他の入院や外来についてもまた聞かせていただければと思います。

・身体疾患への対応を、丁寧に行われていることがわかりました。

・長谷川病院の治療のあらましや、院内の内科病棟との連携、また地域との連携がわかりやすく知れて、とても参考になりました。

・精神科でも患者さまの人権尊重と安全の間の葛藤と戦っているという話が大変印象に残りました。

・質疑応答がとても参考になりました。

・精神疾患と身体疾患を抱えた方を支援しています。今後は訪問診療が充実し、必要に応じて十分な身体疾患の治療が受けられるようになると良いと考えています。そのためには、診療報酬などの後ろ盾が必要であると思いました。

・精神疾患を有する方が高齢になった場合に、内科疾患等と合併することは多々あり、常に苦慮しています。今回の症例検討会はそういった意味でもとても興味がありました。地域の病院である長谷川病院の紹介や東京都精神科身体合併症医療についても学ぶことができて、とてもよかったです。

・高齢者の入院依頼が多い中、受け入れに難しさを感じていたので大変参考になりました。精神科未診断の方を精神科の受診につなげるだけでも大変なことですので、診療報酬化または行政でカバー出来るような往診制度がもっと広がるとよいのではと思いました。

・事例報告を聞いて、とてもうまく連携できていると思った。精神科と内科の相互でみていただけるのは心強いと思う。

・事例内容が簡潔にまとまっており、進行もスムーズで、地域連携の今後について考えるヒントになりました。

・東京都の地域連携事業、三鷹市の後方支援病床利用事業など医療機関と地域が協力して患者、利用者を支える制度を知ることができました。地域で利用者を支える上で退院後の生活(身体面、精神面)に不安を感じて退院に踏み切ることを躊躇することもあります。そんな中で病院さんと相談、連携が取れる、顔が見える関係がつくれると安心して地域生活を支えられると感じました。今日は貴重なお話をありがとうございました。

・逆にうまくいかなかったケース、葛藤や対立する信念が発生したケースがあると、リアルでよりよかったかも。

・手持ちの資料があると嬉しかったです。

3.精神疾患のある人や精神疾患が疑われる人の連携について、関心のあるテーマ(複数回答)


             
精神疾患と身体疾患を合併する患者の医療連携 23
身体疾患の診療科から精神科に紹介する上での連携 12
精神科から身体疾患の診療科に紹介する上での連携 17
医療機関(精神科または身体疾患の診療科)につなぐ上での連携 20
地域生活を支援する上での連携 29
その他
(空白)

(自由記載/抜粋)


・職場復帰におけるリワークの役割。


4.精神疾患のある人が適切な医療を受けられるために、地域でどのような体制があればよいと思いますか?アイデアやご意見をお聞かせください。


(自由記載/抜粋)


・訪問診療充実、初診時の搬送問題に関し、援助の人が派遣できるといいと思いました。

・「〇〇のような場合には、△△に相談してください」みたいな相談窓口がはっきり、だれでもわかることが大切だと思います。

・病院で起きていることを地域の方が知ること、地域での大変さを病院が知ること、だと思います。

・病院の職員(PSWなど)ができるだけ地域に出ることができるようになると良いと思っています。病院につながる術のない人など地域に埋もれている方もいるのではと思うので。

・気軽にコンサルがうけられる窓口。

・医・職・住、すべて必要となるので、やはり行政が中心となり、地域体制を構築するのがよいかと思います。

・このような機会はとても有効だと思います。企画は大変だと思いますが、是非継続くださるとありがたいです。

・手術を要する疾患での、身体科病院での受け入れ体制。

・人材の確保、地域の方の疾患に対する理解。

・講義にもあったように、医療版のケアマネ(コーディネーター)の存在があれば、内科か精神科かの揺らぎの中、頼れると思いました。

・移動支援のみならず、受診同行が気軽にできるサービス、医療機関同士のネットワーク。

・医療にすぐつながれるようなシステムを、既存の包括支援センターと連携して作れると良いのかもしれません。ただし、ご本人が必要に感じた時に使えるシステムという意味です。

・若い時には精神疾患があって…という方が、高齢になり、精神科医療中断・怠薬をしているかたはとても多い気がいたします。治療を継続できるよう敷居が低いと良いのですが…。

・精神科病院への受診がかなりハードルが高く、大体の患者は保健所等のキーワードで拒絶されてしまうので、訪問カウンセリング等からつなげるシステムが欲しい(初期集中支援チームとは別に、介護保険サービスが入っていても訪問していただけるサービス)。

・複数の職種でチームを組んで往診できるような体制があるとよいのではないでしょうか。

・精神科のWeb診療が、引きこもりの方々の精神科治療、家族相談の一つの選択肢として活用されることを望みます。

・病院さんと地域支援者が相談、連携が取れる(手続きの簡素化等)や、顔が見える関係がつくれると安心して地域生活を支えられると感じました。


5.【精神科医療機関の方へのご質問】


5-1身体疾患がある(疑われる)方に対応する際に、他の診療科の医療機関と連携できていますか。

      
そう思う
ややそう思う 14
どちらともいえない
あまりそう思わない
そう思わない
(空白)

5-2自院では対応困難な患者を他院に紹介する際に、他の精神科医療機関と連携できていますか。

      
そう思う
ややそう思う
どちらともいえない
あまりそう思わない
そう思わない
(空白)

5-3精神科同士や精神科以外の診療科との連携に必要な情報や資源は十分にありますか。

      
そう思う
ややそう思う 13
どちらともいえない
あまりそう思わない
そう思わない
(空白)

6. 【精神科医療機関以外の方へのご質問】


6-1精神疾患がある(疑われる)方に対応する際に、精神科医療機関と連携できていますか。

      
そう思う
ややそう思う 10
どちらともいえない
あまりそう思わない
そう思わない
(空白)

6-2精神科との連携に必要な情報や資源が十分にありますか。

      
そう思う
ややそう思う
どちらともいえない
あまりそう思わない
そう思わない
(空白)

7.この事業の開催時間についてのご質問


対面の場合、参加しやすい時間帯を教えてください。

      
17時30分から
18時から
18時30分から
19時から 15
(空白)