統合失調症とは
複数の遺伝子の異常が基底にあり、そこに環境因子が加わって発病すると考えられている病気であり、脳内の神経伝達物質であるドーパミン等の代謝異常が起き、次のような症状が現れます。
こんな症状はありませんか?
● 命令する声、悪口を言う声、噂をされる声などが聴こえる(幻聴)。
幻聴と対話できることがあり、その場合、周囲からは独り言を言っているように見えます。
● 皆からジロジロ見られているように感じる
● 誰かから追跡されているように感じる
● テレパシーや電磁波を感じる
● 自分のプライバシーが漏れているように感じる
● 盗聴されているように感じる
● 何か途方もないことが起きそうに感じる
● 話のまとまりが悪くなり、何を言いたいのかわかりにくくなる
● ひきこもり、人と交流しなくなる
● 身なりに構わなくなり、不潔になる
このような症状があった場合、統合失調症の可能性がありますので、当院医師にご相談下さい。
以前は統合失調症は予後不良な病気と考えられていましたが、薬物治療の進歩により回復可能な病気となっています。
当院の薬物治療では可能な限り単剤治療を心掛ける方針を取っており、他院で多剤大量処方となっていた患者さんのセカンド・オピニオンや転院のご相談も受けています。
当院入院治療では、ソーシャル・スキル・トレーニング、疾患教育(急性期病棟)といったプログラムも用意しています。また、長期入院患者さんの退院支援についても先進的に取り組んできた歴史があり、社会復帰に向けてリハビリテーションを積極的に行い、統合失調症患者さんのためのデイケアも併設しています。ご家族向けの疾患教育も行っています。