令和5年度 東京都精神科医療地域連携事業(北多摩南部保健医療圏域)住民向け講演会
9月2日(土)午後2時より、「飲酒とアルコール依存症」をテーマに、株式会社山口達也代表取締役でアルコール依存症の当事者である山口達也氏を講師にお迎えし、
三鷹産業プラザにて住民向け講演会を開催しました。会場参加が関係者を含め161人、オンラインは242拠点からご参加がありました。
アルコール依存症について全く知らなかった方、ご自身や身近な人の飲酒を心配している方、アルコール依存症と診断された方、
医療福祉関係者等たくさんの方から、貴重な気づきが得られる講演会であったとのご感想をいただきました。
■ アンケート集計結果
アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
回収 318人(回収率79%)
1.住所地
武蔵野市 |
44 |
三鷹市 |
149 |
府中市 |
38 |
調布市 |
49 |
小金井市 |
26 |
狛江市 |
9 |
(空白) |
3 |
計 |
318 |
2.所属
一般市民 |
141 |
医療関係 |
107 |
福祉関係 |
30 |
役所関係 |
20 |
学校関係 |
3 |
その他 |
13 |
(空白) |
4 |
計 |
318 |
3.年代
20歳未満 |
4 |
20代 |
18 |
30代 |
41 |
40代 |
90 |
50代 |
105 |
60代 |
49 |
70代 |
10 |
80代以上 |
1 |
計 |
318 |
4.今回の講演会を知った経路
ちらし |
107 |
市報 |
86 |
当院ホームページ |
26 |
当院外壁掲示板 |
48 |
その他 |
51 |
計 |
318 |
5.今回の講演会の満足度
満足 |
241 |
やや満足 |
56 |
どちらともいえない |
17 |
やや不満足 |
1 |
不満足 |
0 |
(空白) |
3 |
計 |
318 |
6.もし、あなたご自身や身近な人が精神疾患にかかった場合、相談できる人や場所はありますか?
ある |
244 |
ない |
69 |
(空白) |
5 |
計 |
318 |
7. もし、あなたご自身や身近な人が精神疾患にかかった場合、相談したり受診したりできますか?
できる(できると思う) |
269 |
抵抗がある |
46 |
(空白) |
3 |
計 |
318 |
8. 今回の講演会の感想をお聞かせください(一部抜粋)
・わかっているようでわからない病気でした。山口さんの体験を聞いて理解することが出来ました。自分のことを振り返り、認めることは辛いことです。少し気持ちが楽になりました。ありがとうございました。
・山口さんのように、有名な方が、アルコール依存について語って頂いて、本当に良かったです。偏見や精神科受診のハードルが低くなって、早目に相談が出来ると思いました。有難うございました。
・依存症の友人にも自助グループを薦めてみたいと思いました。山口さんの話をもっとたくさんの方に聞かせたいです。
・依存症当事者ですが、共感が沢山ありました。
・アルコール依存症はとても身近なものだと思った。
・他人事とは思えず、心がざわついています。お酒に関して夫と話したいと思います。
・自分を振り返るということは誰にでも必要なことなんだろうなと感じました。支援するということよりも一緒に寄り添える人になれるようになりたいと強く思いました。
あきらめないことを心に刻みたいと思います。大変貴重なお話を聞けてうれしかったです。ありがとうございました。
・同世代です。私もたくさん飲んできました。楽しかった。私も色々あってお酒をやめたんです。良かったと思います。今日は正直な気持ちをお話していただき、気づきが多かったです。
・アルコール依存症は一生というのを初めて知りました。勉強になりました。ありがとうございます。
・夫がおそらく依存症で、一緒に聞きに来ました。まだ受診はしていませんが、きっかけになるといいなと思いました。どうもありがとうございました。
・とても分かりやすかった。山口さんが元気そうで良かった。夫がアルコール依存症で入院中なので退院後に山口さんのように元気になってほしい。
・自分自身もアルコール中毒だと自覚出来ました。断酒しなければと思います!
・あきらめないことの大切さを感じました。
・アルコール依存症は、アルコールを飲める者の私生活に潜んでいて誰にでもなり得る病気。アルコールと上手に付き合っていきます。良い講演でした。聞くことが出来て良かったです。
・自分も依存症気味ということで参加しました。貴重なお話ありがとうございました。周囲に迷惑をかけていませんが、量を減らしたいです。
・90分があっという間でした。ご自身の経験に基づく話はわかりやすさと重みがありました。お話しいただいた大切なことはアルコール依存症の方のみならずメンタルな課題を抱える現代我々すべてにあてはまることだと感じました。
・アルコール依存症は、一生治らないということに、そうなんだと思いました。また飲酒したら、さらに悪くなるということも、知りました。
ちょっとくらいいいでしょという言葉、決してかけてはいけないのですね。当時者で話し合うということは、アルコール依存者にとって力になっている。
・アルコール依存症当事者の経験をお聞きすることができ、とても勉強になりました。特にアルコール依存症が一生治らないという話を聞くまで知りませんでした。
今回の講演で得た内容を学校現場や保健指導で子供たちに伝えていきたいと思いました。
・実際の現在治療中の依存症者の考えが聞くことが出来て良かった。周囲の人に支えられている事に感謝している気持ちを持っていることがすごくよくわかった。
・大変楽しく聞かせて頂きました。何かあれば自分から助けてというのが必要ということがわかりました。
・アルコール依存症を全く理解できていなかったと感じました。自助グループの存在も知らなかったので、改めて知ることの大切さを知りました。
・仕事において、アルコール依存症の方や精神疾患の方と普段から接しています。研修も多々ありますが、当事者の方のお話しを自分目線でじっくり聞いたのは初めてです。
諦めることが一番いけないこと。これは関わっているほかの依存症の方にも通じることかと思います。「諦めない」を心に刻み支援します。ありがとうございました。
・当事者の話がこれほど響くとは思いませんでした。医師や知識のある方から聞くより一番説得力がありました。私は精神科の看護師です。患者様の考え方や対応などもすごく参考になりました。非常に良かったです。
・周囲にアルコール依存症の方はいないですが、もし自分や周囲の人がなったら今日の話を思い出すと思います。貴重な時間をありがとうございました。
・とてもシビアな内容でしたが、とても楽しく聞かせていただきました。私も医療者としてアルコール依存症の方と接することがありますが、
その人の苦しみと共に寄り添う心が大切と身に染みて感じました。家族にも心配なことがありますので、是非参考にしたいです。
・有名人の方が赤裸々にアルコール依存症について語って頂いたことで、周りの人に感謝をする意味を、改めて知った機会になりました。貴重な講演をありがとうございました。
・私は断酒してもうすぐ2年になります。「底つき」、まさに私もいわゆる底つきを体験し断酒を始めました。今回の山口達也さんの講演を視聴させて頂き、断酒を継続していく「楽しみ」を感じました。
お酒を飲む楽しさなんて飲み始めの一瞬。でも断酒は人生を楽しみの連続にしてくれると改めて思いました。この度はためになる講演の企画、どうもありがとうございました。
・自分は18歳でもう少しでお酒を飲める歳になるので気になり、講演を聞かせていただきましたが、いつアルコール中毒になるのかわからないことと、一生アルコール中毒は治らないという、
今まで知らなかったお酒の危ない一面を早いうちに知れて良かったです。場所、量を気をつけて行こうと思いました。貴重な時間ありがとうございました。
・今日はとても有意義な内容で勉強になりました。私もアルコール依存症です。健康を害し、禁酒して3年が経ちました。山口さんもがんばっていらっしゃり、以前より更に素晴らしくカッコよく思えました。
ともにがんばっていきましょう。今日の講演でファンになりました。これからも応援しています。
・アルコール依存症だと自覚することの難しさ、人から指摘されても受け入れがたい心理についてよくわかりました。
山口さんに語っていただいたありのままのお話から胸に詰まる思いで聞かせていただきました。内省からの感謝の気持ちも伝わってきました。素晴らしいお話ありがとうございました。
・お酒の怖さがすごく伝わった。
・当事者の視点で、人生を振り返りながらのお話が印象的でした。いつからがわからない、多分あの時かな、という感覚の部分で線引ができないことや、自助グループではやめたいと思うことを諦めない場ということがわかりました。
・弱いことが言いにくい世の中で、多くの人が知る山口さんが自分の弱さを赤裸々に話したことにとても大きな意義があるように感じました。ありがとうございました。
・自助グループに対する感謝と愛を感じました。うれしかったです。
・アルコール依存症はとてもやっかいなものと聞いていましたが、当事者の実際のお話から苦しみがわかりました。周りの期待に応えたい等、頑張りたい気持ちやプレッシャーからお酒を楽しむから飲むのが目的になったのだと伝わりました。